ポーカー

すぐ仕切りたがる。純次がポーカーしようという。ルールが良くわからないので、教えてもらった。強いカードを持っている人が勝ちということだ。幸一が強かった。よく勝つ。私は、たまに勝った。勝つときはいつも同じだった。自分の手に強いカードが来る時だけである。ひと通りやっているとチップが増えていかなかった。皆降りてしまうからだ。幸一は淡々とチップを増やしていった。夜中の3時で皆眠そうにトランプをやっているが幸一は眠そうな顔を見せなかった。豊は飽きたのか参加しては休憩して雑誌を読んだり、だべったりしていた。漫画は読まないといっていたので、雑誌や本が置いている。漫画は子供の読むもので、電車で漫画を必死に読んでいる大人を軽蔑していた.