物価上昇

今年に入って身近なものが値上がりをしてきています。炭酸飲料水が2リットル10~20円値上げするから始まり、パンも10~20円値上げをするみたいです。スナック菓子も同様で、乾燥麺も値上がりするみたいです。日本では日常品を値上げすることにあまり慣れていないので、この値上げについてニュース等で良く持ち上げられています。10月には消費税も8%から10%に上がりそうです。日本ではバブル崩壊の後から20年近くデフレ経済が進んでいたため物価上昇に慣れていないみたいです。先日、香港のグルメ番組を放送していて、日本の芸能人が現地の麺を食べていたのですが、それは人気のある麺でとても美味しそうでした。芸能人が食後に金額を見てびっくりしていました。日本円で2千円するということです。現地の人はそのくらいの食事を普通に払うことができる経済能力があるのです。日本が先進諸国の中で唯一GDPが20年前と変わらない国となってしまっては、物価上昇という概念も忘れてしまったのでしょう。インフレでなければ適度な物価上昇は経済にとって必要で、住んでいる私たちにも本来ならば歓迎されてもよいものだと思います。順番はさておき、給料が上がって、日常品の値段が上がって、土地・株式の値段が上がる。そして、GDPが上昇する。そうすると金利も上昇していきます。税収も増えていきます。そうすると国の借金もインフレ上昇率により小さいものとなっていきます。(金利上昇局面では利息を払うために一時的に国の借金が増えるかもしれませんが。)それが、国の望んでいる財政再建政策だと思います。