株式状況

中国経済の減速が数字の上からも明らかになってきているところです。日本の企業経営者の方々も昨年末から中国からの需要が明らかに減少しているというコメントをしているのをよく聞くようになってきています。平成後半の名経営者といわれる日本電産の永守さんも「昨年末から急に中国からの注文が減ってきた」ということをいっています。中国のGDP成長率は6.6%と予想されていますが、この数字も信頼性に疑問が残るところであります。いよいよ本格的なリセッションがやってくるのでしょうか。英国のEU離脱が現実のことになったら、これも不況要因として大きいと考えます。アメリカの経済の好景気もそろそろ一呼吸というところで、各種の数字がそれを裏付けているところであります。こういう場面では、株式については一旦休みを決め込むことも重要ではないかと思います。プロのトレイダーは、お金を預かって運用しているので休むことはできませんが、個人で行っている場合には、一休みをすることも良い手段であると考えます。10年毎に起こっている経済の調整がそろそろ入るので株価が下がってからまた新たに株式を行っていくということができたらなかなかのものですね。経済のリセッションがいつくるのかは、誰にもわかりません。1月後か、1年後かそれまで待てるのか。2年後に起こった場合には、1年9か月まで株価は上昇しているということですので、その判断は非常に難しいです。