“老後の30年間で2,000万円が不足する”

金融庁の審議会が“老後の30年間で2,000万円が不足する”という報告書を麻生財務大臣が受け取らないという記事がインターネットに出ていました。これを野党がまた批判するということですが、野党の話をしても興味がないのでここではおいておきます。金融庁が公表をしなくても、以前から民間のシンクタンク等が、老後の資金として3,000万円不足するとか、一億円必要だとか発表しています。改めて、2,000万円不足するといわれてもそれだけで十分なのか?と勘ぐってしまうところであります。この中には厚生年金が含まれていると思いますし、自営業の方々は、70歳を過ぎても働けるだけ働いて、あとは国民年金を貰うというストーリーだと想定されます。通常に生活しているサラリーマンや自営業者なら、50歳前後になったら、自分の老後のことを考えることは一度や二度ではないと思います。家族で子供がいる世帯なら、子供が独立して生活費はいくら掛かるので老後は年金で生活できるのか?いくら不足するのかを頭の中でシミュレーションしていると思います。不足するからどうしようかというと生活を切り詰めるしかないです。今切り詰めて貯金するか、将来切り詰めて生活するかです。50歳過ぎから急に収入が上がる人はあまりいないと思いますので、真剣に考えることが必要です。金融庁が発表したからといって、慌てる人や政府に文句を言う人がいるとは思えませんが、自分の人生なので自立して生きて生きたいところです。