働き方改革

働き方改革法により今年の4月から残業時間が月45時間・年間360時間以内となり、有給休暇も5日間消化しないといけなくなりました。達成できない会社は罰則があるということで企業も本気で取り組まなければならない状況であります。戦後の高度経済成長期は、サラリーマンは残業が当たり前で、夜中に帰ってきて朝早く出て行くという生活が普通であり、日本的美徳として捉えられてきました。一日の仕事時間は2/3~1/2という状況であり、成果を仕事時間で割るとあまり効率的ではないような気がします。戦後の高度成長は、日本人の勤勉性を前提として成り立っていたものであり、1人当りの生産性から考えると他の先進国と比較して劣っているという話を聞いたことがあります。そうはいっても、先輩方の努力によって戦後荒廃した中から日本は現在の地位を築いているのであり、感謝しているところであります。戦争を経験すると特に敗戦国では、人口動態がいびつになるといわれており、日本も戦争中の20~40歳の男性が極端に少なくなっていました。その影響は長い間続いていて、現在の少子高齢化の遠因の一つではないかと思っています。戦争をすることは、このような面でも長い期間に影響があるのではないかと考えます。(ここらへんの話はもう少し、詳細な資料を基に議論をした方がよいと思います。)来月から仕事は効率的に行い、それ以外の時間を子育て・余暇・地域貢献・ボランティア・介護等いろいろな活動に割いていくことが、日本の高齢化社会への対応として注目していきたいと思います。