外資系

先日、昔一緒に仕事をした友人から電話がありまして、「退職することになりました。急に首を言われたところです。」ということで驚いたところであります。彼の会社は所謂、外資系のプラント関連の会社であります。新聞等で外資系の会社は上司から急に、「明日から来なくて良い。」といわれるという記事は良く目にしますが、証券等の金融関係の会社のことかと思っていましたが、身近にそのようなことが起こると改めて外資系の厳しさが伝わってきます。聞きますと、今年から会社の方針が急に変わってきたとのことで、米中貿易戦争による中国経済の冷え込みや日本経済の調整局面ということが少なからず影響していると思われます。プラント関係における今後の受注が落ち込んでくることが予想されますので、それに対応した措置ではないかと思います。彼は、2ヶ月の内に業務引継ぎを行い、次の仕事を見つけなければならないとのことで、こういうことのないような会社を次は選びたいといっていました。急に明日来なくてよいといわれることにあまり慣れていない日本人ですが、心理的ショックが大きいことだと思います。ブラック企業に非難が集中していて、働き方改革といわれているところでありますが、今後は外資系企業のように業績を挙げることができない社員は恫喝されることはなくなりますが、明日から来なくてよいといわれるようになるのでしょうか。友人が一日も早く希望の仕事に就けることを祈っております。