GNP3位

東京駅に行く用事があった。駅は外国人でにぎわっており、ラグビーファンであることがわかるような出で立ちであった。バブルのときには日本の物価が高いために外国からの観光客は少なく、日本人が海外旅行にいって物価の安さで喜んでいた。最近は、日本人が海外にいっても現地の物価は決して安くなく、香港では逆にレストランで食べると日本より高くなっている。昔を知っているひとにとっては驚くことであるが、それほど世界における日本の相対的な位置が下がってきているということだ。東京オリンピックで女子バレーは優勝して東洋の魔女という名前で呼ばれた。その後、1,2位をソ連と競っていたが、次第に5位あたりを定位置としてきた。たまに銅メダルをとることはあるが、5位以下の順位になることもある。これは体格・体力に勝る他のバレー強国が本気になると日本人ではなかなかトップに立つことが出来なる。それでも技術と練習によりそれなりのポジションではいることができる。これは日本の経済力についても同様なことが言えるのでは無いか。日本のGNPがアメリカの背中を見えたときがバブル崩壊直後であった。その後、失われた20年により日本はGNP3位が定位置になりつつある。少子高齢化という問題がある。また、近年の地球温暖化による異常気象という問題もある。難しいところである。