小雪が舞っていてそとはとても寒かった。あまり雪の積もることがない京都であったが、天気予報のとおり積もるかもしれないと思った。バイクで帰る途中で雪が強くなってきた。フルフェイスのヘルメットのシールドをしていると雪が付いて前が見えなくなった。シールドを開けると顔に粉雪が直接当たり、寒いは見えにくいはということで車にぶつからないか恐々運転した。近くの交差点に来たら本降りになった。もうバイクに乗れないと思い手で押して横断歩道をダッシュした。100mくらい押していった。もう少し豊の部屋にいたら帰れなかったと思った。ブルゾンには雪が付き真っ白になっていた。早く叩かないと衣類の中に水分が入ってきてベチャベチャになってしまうと思った。部屋に開けてタオルをとり、ヘルメットやズボンなどを拭いて水気をとった。バイクを押したので汗をかいていた。部屋は冷たかったので身震いをした。風呂にお湯を張って入った。とても気持ちよかった。すぐに寝てしまった。雨戸を閉め忘れた。朝日が磨りガラスから入ってきて目が覚めた。まぶしい。熟睡したのか、、すぐに目が覚めた。太陽の光が気持ちよかった。「昨日の雪はどうなったのかなぁ?」と思った。ガラスを開けると、外は快晴であった。「嵐山に行こう。」、と天から湧いてきた。何も考えずに着替え、昨日玄関に置いたばっかりのヘルメットを持って家を出た。思ったとおりに道路に雪は積もってはいなかったが、山の木々は真っ白になっていた。