テスト終了

午前中にテストがあると午後は休みとか午後にテストがあるというところである。明日は最後のドイツ語の試験が午前中ある。夜中まで勉強した。どうにか単語や動詞の変形を覚えて寝不足のまま午前にテストを受けた。簡単なテストではなかったが、それなりに点数は取れたと安心した。これで試験は終わりと思うと家に帰ってすぐに寝た。電話の音で目が覚めた。夜の7時前だった。純次から「試験終わったから、ビリヤードやろう!」といってきた。「8時にいつものところにいくよ!」といった。お互い理系なのか、たまたまか試験終了日が一緒だった。電話がくるなぁと予感はしていたので、昼寝を十分した。徹夜ビリヤードで明日も昼夜逆転の生活だ。学生街なのでいたるところにプールバーがあるが、どこも時間を持て余している学生でいっぱいだった。8時にいくと1時間待ちといわれた。隣にあるバッティングセンターで時間をつぶした。ビールを飲みながらやるが、純次の方が少し上手かった。こつこつと点数を積み上げていく純次であった。たまにこっちが得点をする。ポケットに入って俺の勝ちとなると、ガッツポーズをする。その横で純次は顔色変えずに次の準備をしている。3時になったがまだまだ元気だ。「あと、2時間で閉店だ。最後の勝負!」結局、純次が大差で勝った。負けた。ビリヤードも得意種目ではなかった。「牛丼食べて帰ろうぜ!」と純次がいった。純次と遊びに行くといつも最後は牛丼だった。俺も牛丼は好きなので”あうん”の呼吸でどっちかが言う。負けたのは悔しかったが、テストが終わったあとで徹夜で遊んで充実感があった。

時間の使い方がもったいないと大人は思うだろう。大学生の特権であり、そういう時期はもう2度と無いかもしれない。試験が終わるとそのまま春休みである。バイクの運転に慣れてきたし、体力も付いてきた。せっかくなので遠出をして、ツーリング感を養いたいと思った。