即位の日

即位礼正殿の儀が行われた都内は、あいにくの雨でありました。この日に世界中から多くの国を代表される方々が来られていて、そのリストをみると驚くばかりです。これだけの顔ぶれが一同に介することはめったにないように感じがします。国王がいる国がどれだけあるかということもありますが、そもそも何百年と続いていないとそういう存在として認知されないということです。日本の皇室は仲が良い世界の王族が多いという風に聞いています。これも日本における天皇の存在感を際立たせていることかもしれません。さらに、大統領や首相という国を代表されている方々も多くが隣席して、この2千年以上続いている日本の皇族の伝統的儀式に接するということは、偉大な彼らにとっても貴重な体験ではないかと察することができます。ラグビーワールドカップで日本のことが話題になっていますが、たまたまこの時期に即位礼正殿の儀が行われ、それを身近で感じることができるラガーマンやその応援のために観光に来ている外国からの方にとってもうれしい経験になったのではないでしょうか。滞りなく終了したことに感謝しています。