日本の将来

2016年に100万人の大台を下回った出生数が2019年に90万人を割る可能性が高くなったと報道されました。当初は2021年に90万人に届かない出生数という予想だったとのことでこのデータは衝撃的であります。記事では、人口減少につながる出生数低下の原因はまだはっきりしていないとのことです。さらに、近年は日本だけで無く韓国(合計特殊出生率1.05人、以下同じ)や香港(1.13人)、シンガポール(1.16人)、台湾(1.13人)、タイ(1.47人)といったアジア諸国でも出生率が日本(1.43人)以上に低くなる現象がおきているということです。欧米を見てみると、フランス(1.90人)、スウェーデン(1.78人)、英国(1.76人)、アメリカ(1.76人)、ドイツ(1.57人)、イタリア(1.32人)という状況で、フランスだけが出生率を伸ばしている唯一の先進国ということらしいです。人口が増えているのはアフリカ等の貧しい国という状況らしいです。このような状況について、我が国の有識者や専門家等がいろいろと分析をし、対策を取っているということですが、難しい問題であり、有効な手段が見つかっていない状況みたいです。若い世代が子育てをしながら共働きしやすい環境を整えるために保育園を増設しているところです。これについては賛否があるところですが、確実に首都圏では保育園が増えていて利用者も多くなっていると思います。昔の農耕時代のように子供は労働力であるということはないので、一人の子供を育てるのに多くの時間とお金を要するところであり、便利で刺激的な世の中では自分の生活を満足することも喜びの一つであると考える若い人の考えも間違っていないという感じがします。国連の想定では、日本は移民を受け入れることで近い将来は人口減少が部分的に緩和するということです。東京ではコンビニやファストフードの飲食店の店員は外国の人がいないと成り立たない状況です。必ずしも上手くは無い日本語ではありますが、注文を取って対応しているところです。AIの導入による産業構造のイノベーションによる人で不足解消についても確実に起こっていくところです。移民の問題点は、日本人の持っている習慣や文化に馴染んでいくかということだと思います。AIについてはプログラミングで対応していくものだと思いますので、そういう日本人のアイディンティーを保っていくことについても課題であると感じているところです。