マスターに感謝

居酒屋にいって飲んだ。話す内容は他愛のないことだったが、楽しかった。文系なのかはわからないが、話が上手かった。暇になったときや酒が飲みたくなったときにどちらからか電話が掛かったきた。河原町で飲んだときには盛り上がった。二件目はショットバーにいった。こっちが誘った。「俺も行ってみたかったんだ。最近増えてきたよね。」「映画の影響だよね。ビリヤードもそうだけど。」店に入ったら、カウンターだけの小さな店だった。手前の椅子に座った。「アーリータイムズ、ストレートでダブルで!」と頼んだ。「アーリータイムズってなんだよ?」「バーボンだよ。アメリカのウィスキーだ。とうもろこしが原料なんだ。」「詳しいな。俺もそれを頼もうかな。」二つ頼んだ。「ストレートで飲むのがいいね。強いけど。」ナッツを二つ頼んだ。「ナッツを少し噛んだあと、ゆっくりとバーボンを飲む。すると香ばし匂いがしてくる。やってみな。」恐る恐る試しにやっている。バーボンを口に含んだ。「上手いなあ。これは病み付きになる。」尊敬のまなざしで眞人がこちらを見ている。ちょっと嬉しくなった。マスターに感謝である。明日でも行かないといけないと思った。