Lonly

10/11/2019

ボクシングを見ようと誘った。勉強だけしていたら息が詰まってしまう。2年では合ったが、短いようで長かった。帰りに克也がいった。「俺、野球部に入る。」「えっ!」面倒くさそうに克也が言った。「だから、野球部に入るんだ。」「今から入るのか?何で?」「こんな生活続くと思うと。。。。。。野球やりたいんだ。」ショックだった。”こんな生活”と言われたので。その後は、沈黙のなか帰路についた。いつの間にそういうことを考えていたのか?野球部なんか上下関係がキツいし。。。月曜日に克也をみたら、坊主刈りにしていた。長髪を一気に切ると言うことも唖然とした。本当にやったのだ。目標があるといいながら、本当に目標かというと自信はなかった。ただ、楽な方に流されているのかもしれないと思っている状況を認めたくないが、あとで解決することだと封印して勉強をすることで大義としていた。それを今しか出来ない野球部に入るということをした克也が俺よりも凄い人に見えた。惨めに感じた。それから部活で忙しくなったのと、何か吹っ切れた克也と疎遠になってしまった。孤独を感じた。