謝罪をすること

安倍首相が、ハンセン病家族訴訟原告に直接謝罪をしました。これは凄いことだと思います。今までに首相がこの様な裁判で直接謝罪したことはあまりなのではないでしょうか。ハンセン病の方々が過去に国から受けたことは新聞や雑誌などでしか知ることが出来ませんが、筆舌に尽くしがたいことだと想像できます。それについて疑問に思う人は少ないと思います。しかし、国という期間が過去に行ったことを全て否定するということは、多方面に影響を与えるためにできないことみたいです。一旦、間違いを認めてしまうとそれが前例となってしまうことを恐れていると思います。そのため、裁判は長期化し、何十年という期間が判決まで要することもあります。総理大臣は控訴という手段に導くことができるのに、謝罪の道を選択しました。時の権力者の頂点に位置する人はともすれば、奢りから人に頭を下げるということを何十年もしていないと思います。安倍首相のこの行動の原点は、最初の総理大臣になった時の挫折経験が成せる技の様な気がします。人の痛みがわかる首相なので、世界中のリーダーが一目を置くのかも知れません。